DIIIGとワイズエッグの社長日記。

起業してはや14年。毎日が刺激だらけで楽しい毎日を送ってます。2018年11月地域のおでかけ促進プラットフォームDIIIGをワイズエッグより独立事業化。2019年は地域のフカボリをガッツリ進めていきます!

火花。

ども。
常々、現場で火花を散らしながら、仕事をしてますが、タイトルの火花は
累計発行部数250万部を突破している又吉さんの本。

芥川龍之介賞をとった作品は純文学だけあって、結構読んでてしんどい。
そして、本屋さんで大きくコーナーが取られれば取られるほど、手に取りづらくなる。(なんででしょ、天邪鬼なのかな)

せやけど、先週の電車乗る時間によみたいもんないなー。ってことで、ついつい手にとってしまった。

「火花」
花火じゃないよー。

いやー。
おもろかったっす。

話を読んでいくうちに
「あ」
これバッドエンドのパターンや。
どしよ、最終ページ先読もかなって思うてんけど、我慢してよかった。

とにかく最初の3ページで惹きつけられて、一気によんでもた。

改めて芥川龍之介の作品を見直してみよ。

大抵のことは何でもできるやろ。って読後に思う本。

疫病神
国境
暗礁
螻蛄
と続いてきた疫病神シリーズ。
読もかな、読まんとこかな。と葛藤してた(去年、映画化された)破門をやっとこさよんだ。

読むか読まんか葛藤してたんは、ただ一つ。
主人公の一人の桑原が破門になる場面なんて、見たないわー。と思うてたから。

せやけど、年末に破門に続く続編の喧嘩(ステゴロ)っていうのがでる(出てる)って話を聞いたので、破門後の話も続くのであればってことで、手を取ることに。

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この筆者の黒川さんは、フィクションやけど、世の中の仕組みや業界のことをしっかり調べ上げた上で、書いてはるんで、ほんまにこんな世の中あるんやろねー。とかんなり想像力が掻き立てられる。

疫病神 は産廃
国境 は北朝鮮
暗礁 は警察と宅急便
螻蛄 は宗教法人
で、今回は、映画
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さて、読みました。

最後の最後に残念ながらタイトル通りになってまうねんけど。
破門されても、一抹の寂しさが一切残らんかった。
それも悲哀の一部として楽しめてしまった。

桑原が破門になるやなんていうてグズグズいうとらんと、はよ読めばよかった(笑)

さてこの疫病神シリーズ。
続編の喧嘩では、題材が
大阪府議会議員補欠選挙
らしい。

ドロドロしたもんを爽快にまとめあげてくれてんのやろーなーw。

100人に一人の割合。サイコパス。

ちょっと興味があって、読みたかった本サイコパス

なぜ、サイコパスが生まれたか。
時代によっては必要悪だった。
100人に一人はサイコパスがいる。
種の永続という視点から必要だった。
そして、サイコパスとの付き合い方。
どんな人が多いか。
サイコパスの勝ち組など。

心理学でなく脳科学の視点だったからか結構、おもしろかったー。

自分がサイコパス。もしくはあの人、サイコパスなんちゃうの?
って思う人よかったら読んでみたらw

時代が生み出す必然の事変。

光秀の定理を読んだ。

1+2+3+4+5+6+7+8+9+10

を5呼吸のうちに答えよ。

という問答からはじまるこの小説。
(先日読んだ垣根さんの時代もの。)

物語は、史実に出てくる明智光秀を題材にした物語。
そして、愚息となのる謎のおっちゃんと新九郎という坂東から京へ来た男との出会いで問答として繰り広げられるのが、前述した数式。
この2人の視点から、光秀の人物像と動きを語る物語。
そして、何より、時代物の小説やのに、確率論と哲学が入ってるのがおもろかった。

詳しい書評はAmazonのレビューを読んでもらうとして、世の中でビジネスするものとして読んでた方がよさげな一冊でした。

感じたのはこんな感じ。

  • 世の中の大きな流れの中で求められているものがあり、光秀がしなければ、次の光秀がしただけ。
  • 表があれば裏がある。物事は両輪で進んで行く。(これは抽象的だな)
  • 信長と光秀それぞれ天下を平定する目的が一緒であっても、到達方法が違う。その考え方の差異が大きく違えば、これまた、一緒に進めない。

(信長は独裁、光秀は盟友を求む。みたいな感じ。)

  • どんな、素晴らしい人間であっても、敗ければ、あとの世の中でボロクソに言われる。そして、どこの視点から見るかによって物事の見方は変わる(確かに光秀側から見たら、すげー功績もってるなーと思う。)
  • 時代の動きを倫理で測ったら破綻する。

などなど。

あれれ。今の世の中も一緒やんw

さてさて、サイコロ3つがあって、(イカサマせずに)6が出たら勝ちっていうゲームがあったら、親と子をどっちする?

ほにほに〜
ほにほに〜
(このネタは読み込まないとわかんないねw)

あけましておめでとうございまっす!

あけましておめでとうございます!!
嫁が体のリハビリかね子どもの冬休みにあわせて、嫁が子どもたちと一緒に実家に早くに帰省していたために、年末は一人ぐらし。
そのため、やりたいこと(あー仕事ね。)をやってると結局仕事納めは、12月31日。

いやー。今年は色々あったなー。
俺の顔面骨折、肋骨骨折。
嫁が夏頃から腰が絶不調になり、10月からは入院手術。
それに合わせて次男も入院。
で、大晦日かー。
もうこの歳になると、大晦日やからこれする!っていうのが減ってきたなーと思ったら、

年賀状をかけてねー。

ま、1月1日に届いた方がいいだろうけども、1月1日の新年の気分で書いた方がいいだろう。
ってことで思いを込めて先ほど書き終わりました。

年賀状。

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おもに社内の子と親戚。学生時代からの腐れ縁に送ってるんですが。

今回社内向けに書いたのは、全部の年賀状をすべて足して、一つの物語になる年賀状を書いてみた。

お題は
誕生から飛翔。

10人いるから、全10話。f:id:hoteggman:20170101114654j:plain

で、誰に何話を送るかは抽選会。

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このネタ社員が増えると将来何枚書くコトになるのだろうかw

あ、メッセージを書いてない!!!



てことで、

今年は誕生から飛翔の年にするよーー。

ワイズエッグのみんなよっろしくねーー。

そして、みなさん。
本年もよろしくお願いしまっす!

迷子の王様。

いっつもタイトルを見るとドキッとする小説。

君たちに明日はない
読了〜。

数年前に読み始めて、今回読んだ迷子の王様が最終巻。
新幹線乗る前に、品川駅構内の本屋さんにあったので、購入。

主人公は首切り代行会社に勤める男前。
他の登場人物として、

・主要メンバー 
主人公(軽い。で、イメージ的には言わなそうな言葉 ふむ。という言葉を使う。)
そこの会社の社長(こいつも男前)
彼女(確か最初の巻でリストラをした人)
ツレ1名

でその他の登場人物は、リストラを検討している会社の社員さん。つまり、リストラ候補の人たち。

業界は、音楽、本屋、カメラ、出版、車、美容などなど多岐にわたる。

そのため、それぞれの業界の情勢に応じたリストラの理由がある。
とはいっても、業績不調→経費削減→人員削減って流れなんだけどね。

でタイトルみたいに暗い内容になんのかなーと初巻を読んだ時に思うてんけど、そんなことない。
リストラをきっかけに働く意義を考えるええ本になってる。
主人公がめちゃ軽いから、重く考えへんのかもしれんねー。

どんなオチになるのか。と思ってたら、個人的には結構スッキリした感じ。

詳しくはしっかりと読んで欲しいねんけど、

  • ・人生にとって一番大事なものとは、仕事とは何か。
  • ・お金は価値との等価交換でありお金そのものに価値があるのではない。
  • ・世の中に必然はない
  • ・世の中の大きな流れを読み込む。
  • ・現在の状況は通過点。都度都度楽しめるようにしないとね。

っていうようなことを噛み締めたい人に向いているなーと思う。

で、オチが、結構爽快感があったわ。

  • ・リストラ社長が会社をスカーッとたたむ。
  • ・最後のシーンが江ノ島あたりのビーチサイドのレストラン

やっぱ、せやな。
何かにすがりつくってより、
やり遂げたい。やりきりたい。やりたいねん。
っていうところにいた方がおもろいよね。

あ、ちなみに俺は迷子になってないよ。