光秀の定理を読んだ。
1+2+3+4+5+6+7+8+9+10
を5呼吸のうちに答えよ。
という問答からはじまるこの小説。
(先日読んだ垣根さんの時代もの。)
物語は、史実に出てくる明智光秀を題材にした物語。
そして、愚息となのる謎のおっちゃんと新九郎という坂東から京へ来た男との出会いで問答として繰り広げられるのが、前述した数式。
この2人の視点から、光秀の人物像と動きを語る物語。
そして、何より、時代物の小説やのに、確率論と哲学が入ってるのがおもろかった。
詳しい書評はAmazonのレビューを読んでもらうとして、世の中でビジネスするものとして読んでた方がよさげな一冊でした。
感じたのはこんな感じ。
- 世の中の大きな流れの中で求められているものがあり、光秀がしなければ、次の光秀がしただけ。
- 表があれば裏がある。物事は両輪で進んで行く。(これは抽象的だな)
- 信長と光秀それぞれ天下を平定する目的が一緒であっても、到達方法が違う。その考え方の差異が大きく違えば、これまた、一緒に進めない。
(信長は独裁、光秀は盟友を求む。みたいな感じ。)
- どんな、素晴らしい人間であっても、敗ければ、あとの世の中でボロクソに言われる。そして、どこの視点から見るかによって物事の見方は変わる(確かに光秀側から見たら、すげー功績もってるなーと思う。)
- 時代の動きを倫理で測ったら破綻する。
などなど。
あれれ。今の世の中も一緒やんw
さてさて、サイコロ3つがあって、(イカサマせずに)6が出たら勝ちっていうゲームがあったら、親と子をどっちする?
ほにほに〜
ほにほに〜
(このネタは読み込まないとわかんないねw)